病院予約システムは、病院経営にとって、大きな役割を担うようになってきました。
これは携帯電話やスマホの普及により、様々なものがオンラインで予約、申込み、購入できるようになった結果、多くの患者さまが「いつでも、どこでも」病院の予約を取りたいと考えるようになったからでしょう。
また、病院側にも予約、受付業務の効率化、病院内での待ち時間短縮、医療サービスの差別化などの課題を解決する必要性が高まってきたことも考えられます。
病院予約システムにもたくさんありますが、そもそも病院の予約には下記の3つのパターンがあります。
A. 順番待ち
B. 日時予約
C. 順番待ちと日時予約の併用
病院予約システムの中には、順番待ち、日時予約のどちらかに特化したものが多いです。
一部、併用できるシステムは、「通常は順番待ちだが、予防接種や健診は日時予約でまとめて受付したい」というニーズを満たすもので、汎用性が高いといえます。
病院予約システムの選定基準としては、下記のようなものが考えられます。
1.患者さまが使いやすいシステム
2.病院側の操作や設定がわかりやすい、簡単
3.できれば初期費用がかからない、レンタルソフト
1.患者さまが使いやすいシステム
当たり前のことなので、つい見逃しがちです。普通は病院側の画面しか見ないので、どうしてもそちらの使い勝手に目を向けてしまいがちです。
患者さまが使いにくい、ちょっとした不便を感じるシステムは、積極的に使ってもらえなくなります。それでは意味がありません。
2.病院側の操作や設定がわかりやすい、簡単
たくさんの患者さまが利用されると、病院側での操作や設定が不便に感じられることがあります。
処理が遅い、些細な操作が二度手間になるなど、細かいところに配慮のないシステムは、使うにつれてイライラするはずです。
3.できれば初期費用のかからない、レンタルソフト
電子カルテやレセコンのようなシステムと違い、病院予約システムは、シンプルなつくりになっています。
そのため、普通に使う分には、システムサポートなどをあまり意識する必要はありません。
(頻繁にサポートしてもらう必要があるシステムは止めたほうがいい)
システムによりますが、初期設定も簡単にできるはずですので、そこに高い金額を払う必要はないと思います。
(注) ただし、10~50万円ぐらいかかるものもまだ多いです。
初期費用が高いと、サンクコスト【sunk cost】に縛られて、「これだけ費用をかけたんだから、とりあえず使い続けるか・・・」となってしまうため、本来するべき判断を先送りにすることになってしまいます。
下記のような、初期費用無料のレンタル型のシステムで、ご自身の病院で使えるようであれば、十分だと思います。
意外に初期費用が無料で、いますぐ使えるシステムがないので病院予約システムをはじめて使う方は、試してみてください。
キーワード: 病院予約システム
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