2012年7月6日金曜日

病院予約システムと着信ポップアップシステム(CTI)




完全予約制の病院・クリニックの場合、電話での予約受付業務は、患者さまがはじめてコンタクトする入口となります。

患者さまから見ると、病院の第一印象を決める材料となるだけでなく、継続して通院する方には、予約の電話をする度に、いい印象も、時には悪い印象も抱くことになります。

また、病院側から見ると、来院患者様の受付、会計などのオペレーションを行いながら、合間に予約電話が入るため、いかに短い時間で、間違いなく予約を取得できるかが、スタッフの経験や能力によって左右される部分でもあります。


病院予約システムの中には、「着信ポップアップシステム(CTI=Computer Telephony Integration)」を利用可能なものがあり、完全予約制のクリニックでの利用が進んでいます。

これは、いわゆるコールセンターのオペレーターが利用するのと同じ仕組みで、システムに登録されている顧客(患者)からの電話があった場合には、着信と同時に、顧客情報を呼び出して自動的に表示させる仕組みのことです。


着信ポップアップシステムを利用することにより、通常必要となる「カルテ番号」「なまえ」などでの患者検索が不要となり、電話予約受付のスピードや正確さが格段に上がります。

また、システムが同時に表示する「予約履歴」などから、「昨日来た●●さんだ、どうしたのかな?」「土曜に予約のある〇〇さんだ。予約の変更かな?」などの推測、判断等ができるため、よりレベルの高い受付対応が誰でもできるようになります。

受付スタッフの退職、入れ替わりなどで、まだ患者の名前を知らない新しいスタッフでも、患者を間違えず、その場で履歴を確認しながら対応できるのでスムーズに業務に入ってもらえる点も見逃せません。

今は、着信ポップアップ機能に家族検索(小児科などで威力を発揮)など、より便利な機能が付いたものを実装しているシステムがあります。

□ 病院予約システム「診療予約2013」

もし予約制をとっている場合は、試してみてください。


キーワード: 病院予約システム、CTI、電話受付


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